そういえば消防ラッパについて書いてなかったので書きます。
消防ラッパとは、ピストンのついていないトランペットに似た楽器です。
見方によってはビューグルに近いかもしれません。。
マウスピースは初めからついているものを使用する場合もありますが、最近ではトランペットのマウスピースを使う方が多いと思います。
トランペットはB♭やCなどがありますが、消防ラッパの調はA♭です。
2重巻きと3重巻きがあるようですが、上田市消防団ではほとんどが2重巻きだと思います。
長野県消防ラッパ教本の中には、行進曲のほかには、放水はじめ、放水やめ、などの火災の現場で指示を出すための曲や、部隊集合、幹部集合、ラッパ手集合などの集合に関する指示を出す曲、数を表す曲など様々なものが集録されています。
それら様々な曲を使いながら昔は、無線がないところで伝達手段としてラッパが使われていましたが、最近は主に式典での吹奏や広報PRでの吹奏がメインとなっています。
ポンプの技術を競うポンプ操法大会と同じくラッパ吹奏も分団レベル、市レベル、広域連合単位レベルなどの大会が行われています。
とりわけ長野県はラッパ吹奏がとても盛んな地域で、県大会まで行われています。
他県では県大会まで行われている地域はないとのこと。
長野県大会のレベルはかなり高く、優勝するにはかなり大変な道のりです。
参考演奏:平成22年度 長野県大会 須坂市消防団(優勝)
http://www.youtube.com/watch?v=NRkdq0FUKyk&feature=related
参考演奏:平成23年度 長野県大会 辰野町消防団(優勝)
http://www.youtube.com/watch?v=S2-MU8t7c4w