消火栓講習会!!

2015年05月03日

今年もゴールデンウィークに入り、暑い日が続いております。
皆様、お変わりありませんでしょうか。
広報部長 坂田です。

ゴールデンウィークといえば、私たち消防団にとっては山火事の発生が懸念される時期です。
昨年も、山火事出動した苦々しい思い。

こいのぼりが気持ちよく泳ぐ。
つまり、この時期は、意外と風が強いんですね。
火の取り扱いには十分に注意しましょう。
今年は何事もなく過ごせますように!!



さて、本日は当分団の管轄自治会にて、消火栓講習会を実施させていただきました。
自治会さんからお声掛けいただいて、出動してきました。


自治会長さんの計らいで、地域整備活動の時間をお借りして大勢の皆様にご参加いただけました。


今回は、こちらから事前に使い方を説明するのではなく
地域の方々が実際に消火栓を使ってみて、私たち消防団員がポイントを指導するという形で進行しました。

柳沢消火栓講習会_火点


初めて消火栓に触れる、という方がいらっしゃる一方で、
消防団OBの方も多く、比較的スムーズにホース展張、送水が出来たのではないかと思います。

「地域の防災力は、消防団OBの多さで決まる」
という事を、改めて実感しました。


消火栓の使い方をおさらいしましょう。

1.「火事だーっ!!」と大声で叫んで、とにかく人を集めます。(一人では消火活動はできません)

2.器具箱から消火栓開閉器具を取り出して、まずは消火栓から赤水を出しきります。

3.ホースを延ばして、消火栓につなぎます。

4.ホースの先に筒先を結着したら、消火栓側に向けて「放水はじめ」を合図します。


・ホースがしっかり結合できているか、引っ張って確認すること。
 (ホースが外れてケガをするおそれがあります)
・消火栓の赤水を出し切ってから結合すること。
 (筒先にサビが詰まってしまうことを防ぎます)
・放水の合図は火点側から行うこと。
 (つなぎ終わってないのに水を送ると、危険です)


上記3点、確実に行っていただきたいと思います。

いざ火災となると気が動転したり、焦ってしまったり、安全性に配慮した動作が取れなくなり、
結果として二次災害をもたらします。
とにかく安全に行うこと
これ、大事なポイントだと思います。

柳沢消火栓講習会_水利

終了後に感想を聞いてみましたが、概ね好評をいただき一安心でした。


最後に、野焼きは条例で禁止されています。ということをお伝えしました。
農業の関係などで野焼き・たき火を行う際は、必ず最寄りの消防署へ連絡を入れてから行っていただくようお願いして、本日の消火栓講習会を終えました。


当分団では、自治会様からご依頼いただければ、随時、消火栓講習会を実施しています!


広報部長 坂田  


Posted by 15分団 at 20:48Comments(0)防火の呼びかけ

大規模停電

2015年03月02日

本日発生した長野県東北信での大規模停電、
みなさま無事に1日を過ごすことができましたでしょうか。


今のところ、復旧に伴う火災は管内で発生しておらず、ひとまず胸をなでおろしているところです。

今朝、東塩田管内で巡回広報の際にお伝えしたポイントをおさらいします!

停電の後、電気が復旧した際には、火災のリスクが伴います。
特に本日のような平日、人が家を空けている間に復旧したときには要注意です。
是非、地域のみなさまにも記憶にとどめておいて頂けたら幸いです。


電気が復旧した時、電源を切ったと思っていた
電気製品が再び作動。
それが火元となって起こるのが、「通電火災」です。


今朝のような場合、

起床
(…なんか寒いな)電気毛布の電源を消すのを忘れる

ストーブの電源ポチッ (あれ?点かない…)

コタツの電源ポチッ (あれ?やっぱり点かない…)

停電か…仕方ない、このまま仕事に行こう・・・

電力復旧

暖房機器が作動

火災


というケースが考えられます。

また、電力が復旧した際に、コンセント口で火花がスパークすることがあります。
そのコンセントに埃が積もっていた場合・・・
コンセントからケーブル伝いに炎が広がります。
トラッキング火災です。


停電した状況のまま家を離れる際には、
・ブレーカーを落とす
・コンセントを抜く


といった火災への配慮をお忘れなく!


広報部長 坂田  


Posted by 15分団 at 21:37Comments(0)防火の呼びかけ

第9回上田市消防団 定期演奏会

2014年11月30日

広報部長 坂田です。
ご無沙汰してしまいました。


さて、本日、上田市民会館(12/26閉館)において、第9回上田市消防団 定期演奏会が開催されました。
多くの市民の皆様が聴衆としてお集まりくださいました。


私、定期演奏会を聴きに行くのは初めて。


当分団からは、音楽隊の一員として蒲生団員、竹内ラッパ部長(賛助出演)が
第2部には第3方面隊の精鋭ラッパ衆として上記2名+宮下ラッパ班長、松原団員が奏者として登場するとのことで、家族と連れ立って聴きに行きました。
(ロビーでは各分団のポスター展示も行われていましたので、一応、広報部長ということで・・・)


開場の13:30に充分間に合うように、余裕をもって行ったのですが、
すでに入場者の皆様が長蛇の列をなしていました。
こんなに人気のあるイベントだったとは・・・恐れ入りました!



「え~!?定期演奏会って、こんなに大勢の市民が聴きに来るんだ!」と
少々驚いているところへ、竹内部長を先頭に音楽隊のメンバーが颯爽と登場!
開場をお待ちの市民の皆様の前で、ゲリラ的に演奏開始

開場前サービス!


自称「おもてなし音楽隊」の面々


こういうのを「気の利いたサービス」というのですね
並んでいる皆様のボルテージが高まるのを肌で感じました。


クラリネットサービス


会場内でも、開演までの間、クラリネットの隊員が『ハナミズキ』を演奏して聴衆の気持ちを癒してくれていました


そしていよいよ14:00
開演です。

開演前の挨拶で団長が登壇された際、私は危うく敬礼をかますところでした。
もちろん上げかけた右手を振りおろし、ほかの聴衆の皆様と同じく、拍手で迎えます。




(竹内ラッパ部長は右端のチューバに隠れてしまって、私の席からは見えません。恥ずかしがり屋さんなのでしょうか?)


迫力のある演奏が始まりました
なんだか身体の内側で血液が沸き上がるような高揚感、そして癒される感覚。
私のとなりでいまいち落ち着かなかった小学3年生の息子も、体を乗り出して演奏に聴き入っていたのが印象的でした



第1部の後、第3方面隊(塩田地区を管轄する4つの分団から成る)による第2部です。
第三方面隊ラッパ衆による第2部



指揮者を務めた竹内部長の軽妙なトークに、客席も一気に楽しい雰囲気に。
15分団に、こういうタレントがいてくれて良かった!
(因みに、写真左端で勲章を防弾チョッキ代わりにして身辺を護衛しているのが蒲生団員)

消防ラッパにはピストンバルブが無いということを忘れてしまうような、素晴らしい演奏でした。



第3部では、耳なじみの楽曲でさらに聴衆を楽しませてくれました。

蒲生団員


顔は見えませんが…竹内部長

蒲生団員のスタンドプレイと竹内部長のスタンドプレイ!

チューバのスタンドプレイなんて初めて見ました…私の席からは相変わらず顔が見えませんが…やっぱり恥ずかしがり屋さんなのでしょうか?




今回、プライベートではありますが、音楽隊の演奏を聴き、彼らの存在意義について自分なりに、勝手に納得してしまいました。


正直、有事の際には無線もありますし、信号ラッパの意義は昔ほどではないでしょう。

それでも、演奏を聴いたときの高揚感、
身体の内側にしみこんでくるような癒される感覚。

自衛隊にも警察にも消防にも、音楽隊が存在します。

これって、「災害に携わるからこそ必要なもの」なんじゃないでしょうか。


我々は、災害それ自体に関わります。

でも、災害後までフォローすることはなかなかできない。

日常生活を取り戻すために。
日常生活に戻った後。
そこに音楽隊の力が必要なのだろうと思います。

癒されて、励まされて、勇気づけられる

音楽隊って、スゴイ!


そんなことを感じた定期演奏会でした。  


たき火、畦焼きは火が広がらない様にしましょう!

2013年05月11日

平成25年5月10日(金)の信州民報の記事に

大型連休中の上田地域広域連合消防本部管内の火災発生件数が10件だったとの記事が掲載されていました。

この時期は暖かくなり、田んぼや畑で作業されている方も多く、その時にたき火や畦焼きを行う方も多いと思います。

そうした中で、それらで火をつけたものが燃え広がってしまって火災になる事案が今年は多いようです。

信州民報の記事によると、今年に入って5月6日までに発生した火災の件数は52件と昨年に比べると大幅に増加しているとのこと。

ちなみに、平成24年は、上田地域広域連合消防本部管内の年間を通しての火災発生件数は68件です。

この数字を見ても連休までに起きている火災の発生件数が多いことがわかりますね。

上田地域広域連合消防本部では以下の3点に気をつけてほしいと掲載されていましたので、ピックアップします!

▼以下注意してほしいこと

(1)乾燥注意報や強風注意報の出ているときは、屋外でたき火や畦焼きはしないこと。

(2)屋外でたき火や畦焼きなどを、どうしてもやる時は万一、火が広がってもいいように防火帯を作ってやること。

(3)早朝の湿気が多く、風の弱い時間帯を選んでやること

▲ここまで

防火帯とは、ネットで調べてみると、あらかじめ付近の草をかったりして、風で煽られても火が燃え広がらないようにする干渉地帯のことを差しているようです。

お近くでたき火、畦焼きなどをするときは近くの枯草などに燃え広がらないようにあらかじめ除去したり、防火帯が作りにくいところでは、付近に水を撒いておくなどのことが考えられますね。

火事を出さないような一人ひとりの心がけが必要ですね!

(文:ラッパ担当部長 竹内)  


Posted by 15分団 at 12:43Comments(0)防火の呼びかけ